スケートのコツはお年寄りの歩き方をまねる

初めてスケートを滑る人は、こけることや勝手に足がどこか行くのが怖くて、手すりばかりを持って進んでしまいます。
しかし、手すりをずっと持って滑っていても、結局は上達しません。
そして、手すりから離れると、人は恐怖で後ろに体を反らせてしまいますが、後ろに重心が行くほうがこけやすいのです。
滑れるようになるコツは、とにかく手すりから離れて歩いてみることです。
歩き方は、普通に道を歩くようにしてスケート靴を履いた状態で歩くのですが、いわゆる若者の歩き方だと滑りにくいです。
なぜなら、若い人は背筋を伸ばし歩く速さも速いので、足をすぐに地面につけてしまうからです。
スケートの場合は、できるだけ1歩をゆっくり時間をかけて歩きます。
その間に前に進みますし、体を前に少し傾けることで、重心が前になるので進みやすくなります。
これは、お年寄りの方が道を歩くのに似ています。
お年寄りの歩き方を意識して滑ると、上達しやすくなります。

初めてのスケート、コツをつかめば意外と楽勝?

近年の日本人フィギュアスケーターの世界的な活躍をきっかけに、各地でスケートを楽しみたいという人たちが増加しています。
初めてリンクに立つ子供たちから久しぶりにスケート靴を履くというお父さんお母さんまで、スケートが上手になるちょっとしたコツをお教えします。
まずは靴を履くところからですが、紐はしっかりときつめに締め、足首をきちんと固定するとそれだけで安定性が増します。
リンクに立ったら、まずは手すりに掴まりながら立ってみましょう。
両足のカカトをくっつけ、つま先は90°に開く。
これが基本の立ち方です。
安定してきたら手すりに掴まったまま、足の角度は変えずにゆっくり歩いてください。
慣れてきたら手を離し、ゆっくりと力強く氷を蹴ってみてください。
これでスーッと滑り出せるはずです。
エッジで縦方向に氷を蹴るのではなく、足の側面で蹴ったり踏ん張ったりして滑る・止まることを意識しながら滑ると初心者でも意外と簡単に上達するでしょう。